今日は良くお買い物をしてくれるお客様が見えた。
いつものように座って、
お買い物の内容の確認や、
世間話など、楽しく話をしていると、
突然泣き出した。
話の流れから、
一年前に亡くなったご主人の事を
思い出したのだ。
というか、初めからその事を話したそうだった。
事情もわからずに知ったような事を言うのは失礼かと、
ひたすら相づちをうったりうんうんとうなずいたりしながら、
お話を聞くだけ。
お客様も、
決して私に答えを求めているのではなく、
聞いて欲しいだけのようで、
同じ事を何度も繰り返し、お話した。
いつも明るくほがらかな方で、
外から見るとほんわかとして、
ストレスとは無縁のような雰囲気の方だったので、
泣きながら同じ事を繰り返しお話しになるのを聞いていたら、
ずっと我慢して来たんだなあと、
いとおしくなりました。
お客様と店員の間柄じゃなければ、
危うく手を握るところでした。
だって何もいわずにただただ聞いているだけだと、
私がどう思っているかその人にはわからなくて
不安になるだろうから、
手を握って
「あなたを受け入れてます」って意思表示したいから。
暫くお話しして、泣いた後は、
目は腫れているけれど、
わりとスッキリした表情でお帰りになりました。
また来てね。
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