栗色の髪
雪深い北半球の国。
雪が輝く晴れの日。
雪かきなどの作業を切り上げ、
暖かい暖炉のある部屋に息を切らせながら2人で戻り、
マフラーや手袋、
コートやジャケットなどつぎつぎに脱いで、
ニットの耳当て帽を取ると、
柔らかな栗色の髪が香る。
何かの話題で、
2人おなかをかかえて笑い合い、
暖炉の前のソファーに、もつれ込む。
少し距離を置いていたクールな猫も、
ソファに上がり、
当然のように2人の間に陣取る。
しばらく笑い合っていた2人は、
ふとした沈黙に見つめ合い、そっと触れあう。
人々の追い求める楽園は、
いつもそこにある。
キャッチしないと気付かぬままに消えて行く。
栗色の柔らかい髪の香り。
そっと触れるときの甘いとまどいの気持ち。
触れられるときに思わず出てしまいそうになるため息。
輝く雪景色。
暖炉の美しい炎。
1人で生きているような顔をしながらも、
膝に乗って来る猫。
すべてに楽園が宿っている事に、
気付いて。
へへへ。。遊びにきましたよ。。がはくです。。
返信削除がはくさん♪
返信削除コメント嬉しいです〜!
初めてのコメントですよ〜!
今日はいい日です、ありがとうございました!