2011/01/22

最上級の贅沢

文章を書くのが好きだ。


心の内側からあふれて来る情景を、
人間の言葉に変換して、形を整え、整頓して、
色をつけ、削ぎ落とし、指先に伝えて書く。


時にはつぎつぎとあふれて来る言葉がこぼれてしまい、
その言葉を拾って書こうと思った時には
どこかに飛んで行ってしまっていて、
にどと戻っては来ない。
のがしてしまうのはとてももったいない。
浮かんで来る言葉は場所を選んではくれないので、
ふいに言葉があふれて来た時は
evernoteやsimplenoteに助けてもらう。


そして、こんな私の文章を、
読んでくれる人もいるようです。
好きな事をして、それを受け入れてくれる人が一人でもいる、
と言う事は、
この世に生まれて来て最上級の贅沢ではないだろうか。
まるで暖かい、大きな、愛のようなものに包まれていながら、
私はなんの不安も無く書き続ける事が出来るのだ。


いつか私の中がからっぽになって、
何も出てこない日が来るのだろうか?
それはとても恐ろしいことだけれど、
だとしてもその日が来るまで
書いて、書き続けたい。
祈りにも似た感謝の気持ちを静かに抱きながら。

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