2011/01/31

右手と左手をつなげると



右手と左手をぴったり合わせる合掌や、
指を組み合うお祈り。


そうして右手と左手をつなげると、
自分の気持ちに集中してくる。
そして自然とその手は
額か顔か胸の前にきて、
ますます気持ちが内に内に入って来る。


逆に何かを強く思う時に、
気付くと手を額の前で組んだり合わせたりしている。
なにか、理由がありそうだ。
「気」とかに関係あるのかも知れない。
根拠はないけれど。




生まれ育った家が、
国際キリスト教大学のすぐ近くだったので、
大学内の「キリスト教幼稚園」に通った。


クリスチャンではないのですが、
母曰く「近かったから」


その中で、
右手と左手を組み合う「お祈り」を
何度となくくりかえした。
幼児向けのやさしい言葉で、神様に毎日感謝をする。


ただ、そこまで厳格な幼稚園ではなかったので、
お祈りはお食事の時だけだったと思う。
いただきます、の前にほんの少しのお祈り。


私はよくいる日本人の典型で、
宗教観が甘い。


お仏壇のある所やお寺さんでは、
仏式のご挨拶を心を込めて。
神社に行った時は神社のしきたりで。
教会に行く機会があれば、やはり同じく心を込める。


でもどの場面でも共通しているのは、
報告して感謝すること。
お願いごとはしない。


神様に感謝、仏さまに感謝と浮気する代わりに、
お願いごとはしない。
良いこと、悪い事、悲しい事、嬉しい事、最低な事も、
報告して感謝する。それだけ。
だから私のご挨拶は、短い。
心を込めて。


あ、ウソを言った。
おばあちゃんの事は、たまにお願いする。


おばあちゃんが健康で、しあわせでありますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿