2011/01/21

私の中にあるもの

「紡ぎ出される文章に癒されます」
と言われた事がある。


紡ぎ出される。
なんて繊細で綺麗な言葉。
そんな言葉で褒められて、
私の文章の価値が少し上がったように思える。
そしてそんな言葉を私の文章に対して使ってくれる、
その人の文才が豊かなのだと思う。


情景が浮かんできた。」
などと言われた事がある。


文章を書く時に、
私の頭に浮かんでいるのと同じ情景が、
読む人にも浮かぶのが理想ですが、
まだ手探りで書いている私にとって、
情景が浮かぶ、と言ってもらえるだけで嬉しい。


映画と違い文章は文字だけで情景を作らないといけない。
だからそれが浮かぶと言ってもらえるのは、
最高の褒め言葉なのだ。


そう言ってくれる人自体の想像力が豊かで、
私の文章力のなせる技ではないかも知れないが、
ためしてやる、
と言う人がいたら
「輝く記憶」「二度と手に入らないもの」など
読んでみて下さい。
読んでもらえる事自体がとても嬉しいのです。


残念ながら、
これを読んでくれている人がいるのかいないのか、
わからないのですが、
きっと誰かが読んでくれるだろう、
と思いながら、
いつも心を込めて書いています。


寒さに震える夜も
夢中で書くので、寒さに気付かず書き上げます。
書いている時、心の中は暖かいから。


私の中にあるものを、
選び、形を整え、削り、暖めたり冷やしたり、
抱きしめて、放り投げて、丁寧に磨いてから
「紡ぎ出しています。」

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