静かな、上品な彼の呼吸が聞こえて来て、
私は彼を黙って見つめる。
私の視線を感じているはずの彼は、
それをやり過ごし、
もくもくと作業をすすめる。
私だけの為に。
私は彼への感謝と愛情で、
作業を見守っている。
そのうち彼は私への
燃え上がる愛情を押さえ込むかのように、
作業に没頭し始める。
あ、もういいの、それ以上はしなくていいの。
私の為にそんなにがんばらないで。
そっと私は彼の背後に回り、
背中から手を回して
ぎゅっと、彼の
スイッチをoffにした。
私に優しい、自動給油ポンプ。
「灯油が満タンになっても、
自動で止まる機能は付いておりませんので
ご注意下さい。」
解説:先日手動の給油ポンプが壊れて、
新しい自動のポンプを買いました♥
私にとっても優しいんです♬
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