貸したカメラが無くなって2年が経つ。
とても気に入っていたけれど、
無くなったものは仕方ないし、
近くの公民館で無くなったので、
いいよ、すぐ出て来るよと楽観視してはや2年。
カメラの画像を見れば私のだってわかるから、
大丈夫大丈夫。
そう言い続けて2年経ったのだ。
いつものお人好し。
気に入ってかなり大事にしていたカメラだけれど、
不思議と執着心はなく、
無くなった事を悔やんでも、
見つかる訳じゃないからと、
心の片隅に追いやっていた。
1年程立った頃は同じものをamazonで買おうかと迷い、
思い切ってもう少し良いのを買おうか、
それともiPhoneでがまんするかと、
カメラ1つでくるくると悩み、
amazonからは「あなたへのおすすめ品」として、
デジカメの情報がちょこちょこ来るようになり、
iPhoneのカメラアプリも少しずつ増えて行った。
楽しい悩みだった。
結局「無くても生きて行けるもの」に大金を出す勇気もなく、
私が手に入れるべきものならば、
時が来れば自然と手に入ると開き直り、
時が来れば自然と手に入ると開き直り、
無くしたカメラ用の充電器とUSBケーブルは、
ゴミ箱にぽいっと捨てた。
気持ちを切り替えるように。
もう当分カメラはいらないと。
そのカメラが、
長い道のりを経て、
何故だか今日私のもとに突然
帰って来てくれた。
補足:(”カメラ”目線で)
公民館でのイベントに連れて行かれる
↓
何かの拍子にスルッと落とされる
↓
イベントでの出し物用の衣装が入った段ボールに入る
↓
段ボールの中の衣装の海の底に沈む
↓
誰にも発見されずその日のイベントが終了して
衣装の担当者に公民館の物置に運ばれる
↓
物置に置かれて電気も真っ暗になり静けさがあたりを包む
↓
闇と静けさ
↓
数ヶ月に一度物置のドアが開くがこの段ボールの衣装は使用されず
↓
ある日物置のドアが開き担当者がこの段ボールを動かす
↓
段ボールが開けられ衣装が次々と取り出され....
↓
眩しいぐらいに明るくなったところで......
↓
「あれ?こんなところにカメラが入ってる」と聞こえ
↓
久しぶりに人の温かい手に乗せられ
↓
「これ誰のだ?」などと言われ前後じろじろと見られた後.....
↓
電源をONにされた。ふう、久しぶりのこの感覚、目が覚めるようだ。
↓
「写真見たら誰のかわかる」といろんなボタンを押される。
↓
「あ、この人って○○の所の人じゃない?持って行ってみる。」
↓
そして私はやっとLushSplushに会えた。
↓
LushSplushはかなり喜んで、私を隅々までキレイに拭き
↓
中の画像を一通り見て「懐かしい!キレイに撮れてる!」などと言い
↓
すぐにカシャカシャと撮影。
↓
ほっとした、気持ちがよかった。ただいま!
補足:(”カメラ”目線で)
公民館でのイベントに連れて行かれる
↓
何かの拍子にスルッと落とされる
↓
イベントでの出し物用の衣装が入った段ボールに入る
↓
段ボールの中の衣装の海の底に沈む
↓
誰にも発見されずその日のイベントが終了して
衣装の担当者に公民館の物置に運ばれる
↓
物置に置かれて電気も真っ暗になり静けさがあたりを包む
↓
闇と静けさ
↓
数ヶ月に一度物置のドアが開くがこの段ボールの衣装は使用されず
↓
ある日物置のドアが開き担当者がこの段ボールを動かす
↓
段ボールが開けられ衣装が次々と取り出され....
↓
眩しいぐらいに明るくなったところで......
↓
「あれ?こんなところにカメラが入ってる」と聞こえ
↓
久しぶりに人の温かい手に乗せられ
↓
「これ誰のだ?」などと言われ前後じろじろと見られた後.....
↓
電源をONにされた。ふう、久しぶりのこの感覚、目が覚めるようだ。
↓
「写真見たら誰のかわかる」といろんなボタンを押される。
↓
「あ、この人って○○の所の人じゃない?持って行ってみる。」
↓
そして私はやっとLushSplushに会えた。
↓
LushSplushはかなり喜んで、私を隅々までキレイに拭き
↓
中の画像を一通り見て「懐かしい!キレイに撮れてる!」などと言い
↓
すぐにカシャカシャと撮影。
↓
ほっとした、気持ちがよかった。ただいま!
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