2011/05/14

大人のマンガ、息苦しい描写



昨日本棚を整理した。


ここ暫く本に触ってなくて、
最近の私の本棚は、
作家さん別にも、色別にも、
高さ別にも揃えてなくて、
とにかくどんどん突っ込んでて、
タペストリーで半ば封印した状態だった。
それを昨日、
単行本、文庫本、作家さん別、
に揃えたのだ。


一番多い作家さん順位は、
村上春樹さん
宮尾登美子さん
③村上龍さん
④トリイ・ヘイデンさん
でした。


ひとつ失敗が発見されました。


村上春樹さんと安西水丸さんの
「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」が
3冊もありました。
この本って、何故か本屋さんで、
「あ、これ持ってない。」って思っちゃうんです。
持ってました。


余談ですが、
安西水丸さんの幻のマンガ、
「普通の人」好きです。
あれこそ、大人のマンガです。


ところで、本棚を片付けるきっかけは、
先日書いた「上品に収まっている」
というお話の最後に補足したとおり、
気になる過去に読んだ記憶のあるストーリーを、
本棚を片付けながら探す為です。


あった。
鈴木光司さんの「仄暗い水の底から」と言う本の
「漂流船」と言うお話でした。


そこで読んで強く残っていた
「不気味な貝」と言う要素と
「精神がゆっくりと狂って来る」という恐怖感が、
私に「上品に収まっている」を書かせたのだ。


まねと言われればそうですね。
そうかも知れません。
まあでも、雲泥の差ですから、
要素が似てるだけで、
中身は全然違いますから大丈夫です。
んー。鈴木光司さんの文章力の成せる技です。
影響受けちゃったのでしょう。


鈴木光司さんの
「息苦しい」描写が、素晴らしく息苦しいです!
「海に沈む森」の息苦しさと言ったら....



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