北野武さんのあたたかい言葉
ずっと昔、何年も前、
北野武さんがぼそっと言っていた言葉で、
思い出すとじわっと心が温かくなる言葉。
「良く大人は子供に、何か夢や好きな事、得意な事を見つけて、
それをのばせ。とか言うけど、何にも得意な事が無くたって
良いんだって。何も無いから価値がないってことはないんだ。」
この言葉通りではない。
わたしの記憶も曖昧だけれど、
意味はこの通り。
大人は、子供の為を思って言う気持ももちろんあるけれど、
上手くやっている子供を見て、自分が安心したい、
と言う部分も多少はあるだろうと思う。
でも夢を見つけられない子供に取って、
この大人の言葉は少しずつ子供を追いつめるだろう。
「野球選手になりたいっていうと、
お父さんもお母さんも喜ぶから、
野球選手になりたい」
大人の私でさえ、北野武さんのその言葉を聞いた時
とてもホッとして力が上手く抜けた。
思春期の子供達に是非聞かせてあげたい言葉。
そのように力が抜けた時こそ、
のびのびと何かに向かって伸びて行き、
その先に何も無くても、
そこにいる自分を静かに認められる自分と、
横に友が一人居ればいい。
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