2011/02/08

揺れるグラフ



単調な毎日を長年送って来た。
気持ちの変化のあまりない、
平和で平坦な生活。
生活圏から出ないどころか、
毎日おなじ道をたどり、
会社へ行って、帰宅する。


それを否定するつもりはもちろんない。
それが得られる事はとてもしあわせな事だ。
それを切望し、手に入らない人もいるだろう。




ここに来ていろいろな気持ちの変化があり、
一日の中で、あらゆる感情がわきおこる。


これ以上無い程のしあわせを感じたかと思えば、
暗い谷底まで落ちたり、
くよくよ悩んだり、とまどったり、
すごく楽しく笑ったり、
真剣に何かを考えたり、
淋しさで、1人であるという事を実感したり、
セクシーな気持ちになったり、
心臓がどきどきしたり。


私は人間に生まれて、
あじわう事の出来るあらゆる感情を、
今、一日の中でくるくると感じている。
その根底にいつもあるのはプラスの思考。
良くも悪くも、それが私なのだ。


私が、永く感じていない感情がある。
怒り。
憎しみ。


怒りは感じるか感じないかの時に、
すぐ悲しみに変わってしまう意気地なし。


憎しみを感じた事があるだろうか?
憎しみは時がたつと「いつくしみ」に変化してしまう。
私の場合、すぐ変化するので、
憎しみを感じたという実感がない。


もちろん本当の憎しみを知っている人からすると、
甘い考えなのは確か。
憎しみを知らないですごせた人生を、
私は大切に思うべきだ。


それよりも、
今私が言いたいのは、
まっすぐ平坦だったグラフが、
上に大きく振れると、
下にも振れやすいけれど、
そのグラフ全体を愛する、と言う事にしたい。


そして、許す限り、気持ちのままに、
生活圏内から飛び出して、
羽が生えたように行動したい。
そうするべきだ。
するべきじゃない?

0 件のコメント:

コメントを投稿