2011/04/12

赤い花



今ここにある赤い花を見てふと思う。
何て綺麗なんだろ。




大まかな全体の姿もさることながら、
間近で「がく」や「めしべ」など見ても、
珍しかったり美しかったり、
精巧な作りに驚かされたりする。




太陽の光線がなければ、
元々は黒い花なのだと言うけれど、
にわかには信じがたい。
私が見る限りでは、
花というものは、
どう見ても、かなり美しいものだ。
赤は美しい赤であり、桃色、ブルー、白、オレンジであり、
もともとの色が黒や白の無彩色だとは
どうしても思えない。
たまには黒い花も美しいだろうけれど。




色鮮やかな花々を見て、
気持が明るくなったり、癒されたり、
感動したりするのなら、




太陽の無い、
無彩色の世界なら、
私たちはどんな風にそれに順応するのだろう?
皆が暗く、寿命も短く、
などと想像したり、
それならそれで、
順応していくのが人間だと考えたりするのは、
楽しい。




話がそれた。




花がこんなに美しい形態で、
なぜ生まれたのかと言えば、
動物に花粉や種を運んでもらい、
子孫を繁栄させるためなのだが、
考えてみれば、
美しいと言う概念は、
人間が後からつけ足したものの見方。




他の動物が
「花が美しい」と思って花に近づくとは考えにくい。




香りや風になびく様子に気を取られて、
近づくのだろうか?




動物にも美しい色が見えている生き物もいれば、
モノクロに見えている生き物もいると言う。




モノクロに見えていると言う事がどうやって判ったのか、
私は知らない。
動物に聞いたわけではないし、
動物の感覚が人間のそれと同じわけでもあるまいに、
人間のものさしで動物の能力を判断しても、
無理があるだろう。




もしかして、
「モノクロ」とか「カラー」等と言う、
人間の能力の範囲の概念とは別の感覚も、
無いとは言えないだろう。
言えるのか?




私は専門的な事を調べずに語るので、
これについてひとこと言いたい知識人もいると思うけれど、
悪しからず。
これはあくまでも、
私の心の中の景色なのです。




でも正しい知識を教えてあげようと言う方がおられたら、
是非教えて下さい。























0 件のコメント:

コメントを投稿