2011/04/25

書いた記憶がまったく無いという代物。






月が出ている事を意識しつつ、
ユリはひたすら歩いた。
なにやら気配が後を追って来る。
視線を感じる。
同時に自分の思い過ごしだと知っている。
夜の匂い。
草の少々むせかえるような、
線香のような香り。
苦手なはずの香りも、
香りとともにある不確かな記憶に、
甘い懐かしさを覚える。










補足:
これは、今日ファイルを整理していたら見つけたもの。


作成日が4/22となっているのだけれど、
書いた記憶がまったく無いという代物。


たまにとてつもなく眠いのに、
書きたい気持ちだけが眠れずに、
パソコンの前でキーボードに手を置いたまま、
寝たり起きたりしながら書く事がある。


作成時間を見るとやはり、
夜中の1:49。
うつらうつらしながら、書いたのだろう。


内容も、記憶が無いので、
自分が書いたのではない、
と言われれば納得するしかないのだけれど、
このパソコンを触れるのは私しかいないので、
これはまぎれも無く、
私が書いた物なのだ。


覚えてないけど。


でも楽しい!
無意識から生まれた、
私の文章なんだな。




補足2:
なんとなく、思い出したことは、
これ、
妄想しながら書いたかも。


頭の中で家の外に出て、
その状況を書いたのかも。




   

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